北陸編(その5)富山県富山市「塩苅食堂」
「塩苅食堂」
富山県富山市梅沢町1-5-15
電話421-6520
富山市の中心から、南へ2km。高校2校、小・中学校が集中している学生街がある。
学生街と繁華街のちょうど中間に、「塩苅食堂」がある。

焼き芋屋さんとして戦前に創業。その後、手打ちのそば屋に。ラーメンを作り始めたのは戦後まもなくから。
そういえば 妻もよくお世話になったとか。
お昼は、サラリーマンの車が並び、夕方には学生の自転車が並ぶ。
この、前に並ぶ自転車を探す事は「美味しいお店」を探すときの鉄則。
又このお店は2時を過ぎても忙しい。近所のおじいちゃん、おばぁちゃがやってくる、地域の大切な食堂である。

今でもラーメン一杯、驚きの450円。
張られた価格修正の紙が、茶色く焼けている。15年も前からこの価格を守っている証拠。値段を上げないのも心意気。
ラーメン、そば、うどんの種類だけでなんと33種類もある。

一杯450円。
この価格を支えているのが、創業以来続けられている添加物ゼロの「自家製麺」。
冷蔵庫で二日寝かされる麺。毎日、天候と小麦粉の顔色をみつつ麺を作り続けている。
毎日130玉を打つ塩苅食堂の麺。実は、一玉の量が結構多い。店主、悦子さんの豪快な性格によると言う人もいる。細めの縮れ麺は、色白・モッチリ・ツルツル・・・。
最近、トッピングやスープの材料を自慢するお店も増えているが、ラーメンはヤッパリ麺が命。噛むと、何故か懐かしく、モチモチの麺からはシッカリ小麦を感じる。

アッサリ、スッキリした味のスープ。しかし、香りに深いコクを感じる不思議。女子校生でもきっちり飲み干してゆく。
店主の悦子さんに聞いてみた。
鶏ガラベースの豚骨。ああ、この豚骨が鳥だけではない香りの素か。そして特製醤油。隠し味は、家族と私の笑顔と悦子さんは照れる。
この悦子さんの学生さんへの思いが、チョット多めの一盛りになってしまうのだろう。
大盛りを頼むと、私でもたどり着けない。
隠れたメニューは、チャーシューおにぎり。ぜひ、ラーメンは並盛りにしてチャーシューおにぎりまでたどり着いてほしい。
出前配達を止めてしまったお店が多い中、今でも出前をして頂ける。
おじぃちゃん、おばぁちゃんにも心強いお店だ。
