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北陸編(その6)富山県水橋大正町「昇喜堂」

「昇喜堂」
富山県水橋大正町2345 
電話076-478-0275

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漁師さんが集まる食堂がある。
一時過ぎから宴会が始まっていることもあるとか。
場所は、水橋漁港から三分。海の香りが、鼻をつく。かつては、川が横を流れていた。
漁師達は、真横に上陸し、そのままこの店で食事を楽しんだ。その名残が、店の前に立つ「浄土橋詰め」の石碑。今でも取れたての魚を土産に集まってくる。
石碑は、昭和45年で百周年とあるが、このお店は昭和25年の創業。

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父の代から高下駄はトレードマークと、今日もカランコロン。居場所が、すぐに判る。
この笑顔で今も一杯480円を守っている。

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お店の中には大きな鍋のかかったストーブが一台。刺し網にかかり、売り物にならない魚を持ち込んでくる。その一匹も無駄にせず煮る。150円のライスを注文すると、何か一品ついてくる。このアッサリと醤油と生姜で甘辛く煮込まれた魚は絶品である。
今日も1m余りの生きたサメが持ち込まれた。早速、刺身にして振る舞われた。鮮度が良いのでほとんどの人は、サメとは判らずに食べていた。

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この店のサービスはこれだけではない。どの机の上にも切った羅臼昆布がおいてある。富山の親爺達なら、この昆布だけで2合は飲める。

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ラーメンは意外にもアッサリスッキリ。ほのかに鳥の甘みさえ感じる。麺は歯ごたえモチモチ。一杯飲み干しても もう一杯いけそう。

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コメント (2)

ECHO:

30年以上前、水橋の西側に住んでいたので、子どものころ良く遊びに行きました。今のようなのれんでなく、縄のれんがかかっていたことを思い出します。

家に出前してもらっていたラーメンの味も忘れてしまいましたが・・・。

伯父さんの顔を見て、久しぶりに食べに行きたくなりました。

quechat20:

寺島さんの記事いつも楽しく読んでいます。
なかでも今回の「昇喜堂」、
店の写真が泣かせます。
店の前に立つ郵便ポスト、バイク、自転車、
それと、なにもかかっていない洗濯もの干し、
店主、ストーブの上の鍋とふたの上に乗せられたハンカチ。
鍋の中身は「刺し網にかかり、売り物にならない魚」
こういう店でラーメン食べてみたいなあ。
これぞ、郷土ラーメンならではの、味わいですね。
やっぱり、地方にはいまだにいいい日本があるなあ、
ラーメンもしかり。

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2007年04月26日 02:01に投稿されたエントリーのページです。

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イラスト/花咲アキラ(「美味しんぼ」より)
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