「美味しんぼ ラーメン道」日本全県グランプリ 収録観戦記

美味しんぼ塾報道局 安井洋子  写真:安井敏雄

収録スタジオの熱気のなか、最終仕込みが始まった

2007年1月9日、「美味しんぼ塾 ラーメン道」日本全県グランプリ収録日。日本各地から招聘されたラーメン店全6店舗の店主らが、朝早くからフジTV内の収録スタジオに次から次へと姿を現した。

スープや麺、チャーシューに煮卵。この日のために気合いを入れて仕込んだ材料やら寸胴鍋を運び込んで、店主たちは最終的な仕込みに取りかかった。その合間に、収録のリハーサルもあり、スタジオ内は慌しい空気で充満。勝負のときを目前に控えたピリピリと張りつめるような緊張感と、煮えたぎるような熱気の中で、戦いの準備は着々と進んでいったのだ。


審査の間の舞台裏は、店主らが情報交換をする憩いの場に

午後1時頃。1回目の予選審査の収録が開始。審査員は、有名ラーメン店の店主5人。各地代表のラーメンを審査員が食べ、感想を述べて採点をするという流れだった。が、ここでは想像以上の辛口評価もあって、さすが、職人の世界はきびしいものだと痛感せざるをえなかった。

スタジオ内にラーメン職人が集まって、職人魂に火がついたのか、舞台裏では各地代表の店主たちが何やら情報交換をはじめる動きがちらりほらり。撮影用の他店のラーメンを精力的に試食したりする好奇心旺盛な店主もいて、みんなの緊張の糸も少しずつほぐれてきたかのように見えた。


勇ましく堂々と、郷土のラーメンを作り上げる

午後4時頃、2回目の予選審査がはじまる。審査員となる芸能人たちの前でラーメンを作るこの審査では、誰もが舞台裏とはうって変わって緊張の入り交じった顔付きになった。それでも堂々と挑む姿。それを舞台のそでから見守る同郷の助っ人や家族たち。

2つの審査を終え、芸能人と有名ラーメン店店主の採点を集計して、点数の高い2者が決勝進出を果たすことになっていた。けれども、東京の「69'N' ROLL ONE」と福岡の「博多新風」が同点第2位となってスタジオ騒然!改めて審査員の投票を行って予選通過店を決定したのだった。


深夜に行った決勝戦。優勝したのは!?

夜11時過ぎ。北海道の「北の花咲や」対福岡の「博多新風」、北と南を代表する地の決勝戦が始まった。ふたりとも、朝からの仕込みや審査時の緊張で、疲れは頂点に達しているはずだったが、堂々と決勝の舞台へあがっていった。決勝戦のテーマは、「麺とスープのみのラーメン」を作ること。両者は真剣勝負に挑み、塾長・雁屋哲を筆頭とする決勝戦審査員は冷静に味わって、各地代表の店主たちは固唾を飲みながらその様子をうかがっていた。

そして、審査の結果、優勝のトロフィーを手にしたのは、北海道代表の「北の花咲や」!12時間にも及ぶ長い収録だったけれども、見ていて飽きることはなかった。勝敗の行方ももちろん気にはなったが、それ以上にラーメンを作る職人たちのひたむきな姿がとてつもなく素敵だったからだ。


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